STORY ストーリー
「DRAGON BALL」「Dr.スランプ」など歴史的作品を全世界へ送り出してきた漫画家・鳥山明の作品の中でも、“圧倒的完成度を誇る名作”と称される漫画『SAND LAND』。魔物と人間が共存する、水を失った摩訶不思議な砂漠の世界を舞台に、ワルだけどピュアな全身ピンクの悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと奇妙なトリオを組んで砂漠のどこかに存在する“幻の泉”を探す旅に出るという冒険ファンタジー。2000年に「週刊少年ジャンプ」にて短期集中連載され国内外で人気を博した。個性的でユーモア溢れる人懐っこいキャラクター、メカニック、そしてストーリーが凝縮された鳥山明ワールド全開の本作を、サンライズ×神風動画×ANIMAという実力派制作陣の満を持しての集結によりついに宿願の映画化。<伝説の名作>が、2023年夏、<鳥山動画>となってスクリーンへ登場する!
COMMENT コメント
最後のつもりで今の自分を出し切った作品を描いてみようと思いました。
今思っても、コミックス1巻分限定とはいえ、週刊連載だったのにアシスタント無しで、
すべて一人だけでよく描いたな。って自分で驚きます。
『SAND LAND』が最も好きな作品と言い切れる部分はありますか?
じつはこれでも、軽いって部分を抑え、
頑張って真面目なストーリーにしたつもりなんですよ。
理屈からいえば、自分の最新作のマンガが一番好きなはずです。
しかし今から思えば、少なくても画力と気力は
この『SAND LAND』を描いたあたりはスゴかったなって感じがします。
ソフトを使ってベタ塗りや自作のトーンを貼って仕上げました。
たぶんほとんど寝てなかったんじゃないかな・・・。
全話描き終えた後、デビュー前から使っていた愛用の木製ペン軸を失くしてしまいました。
ナイフやサンドペーパーであれこれ削ったり、使っているうちにすり減ったりして
長い時間をかけて手に馴染んだペン軸でした。
新しいペン軸を買って、あれこれ削ってみたものの、どうもしっくりきません。
以降、マンガをほとんど描かない言い訳にしています(笑)
とても強い作品と評されることをどう思いますか?
好みを優先してしまった気がします。プロ失格かもしれません。
まさに僕にとっては、わかってる神ファン!って感じじゃないでしょうか。
それでも非常に高いクオリティは十分に感じられました。
まさか映像化されるなんて思ってもみなかった上に、このクオリティですから、
この時点で夢のようです。